チラシ広告のコストは作製代と配布料を合わせて1枚あたり10円がかかると仮定します。
広告予算の10万円のうちの1万円をテストに当てます。
本番の広告予算は残りの9万円です。
9万円で実行できるチラシ広告は9,000枚ということになります。
この結果9,000枚のチラシ広告を配布して38名のお客様を来店させられるかどうかの
判断を広告テストで行うということです。
9,000枚のうちで38名ですから、広告の成功確率は230枚に1人という計算になります。
この確率をテスト予算1万円に計算しなおせば、1,000枚配布して5人が来店して
くれるチラシでなければいけないということになります。
もし1000枚のテストチラシが3名だったとすれば、単純計算によれば27人のお客様に
しか来店してもらえない、その利益は75,600円でしかなく、10万円の広告を実施して
75,600円の利益しか実現できないということになってしまいます。
つまり、広告をして損をしたという判断です。
これがLTVを考えない広告の判断基準です。
では、次にLTVという考え方を加えてみます。
LTVとは顧客生涯価値。
顧客生涯価値とは、一人のお客様が一生の間にどれだけの価値をお店に与えてくるのか
というお客様を個別にして集計した売上金額の数字を作ることで把握することができます。
日計や月計、年計といった売上金額の数字ではなく、一人一人のお客様の売上履歴を集計
し平均していく考え方をします。
お客様の中には、一度来店して気に入ってもらえればそれから何回かリピート来店して
もらえる人も少なからずいます。
お店としてはお客様のリピートに際しての広告コストはかかりませんので、お客様が
お店に与えてくれる粗利益はそのまま残ることと考えていきます。