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財務諸表のお話し

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会社組織で経営をされいて、
決算を12月以外の月に定めている方を除いて、
多くの個人経営者の方々にとっては確定申告の時期です。

今年は3月17日までに申告所書の
提出をしなければなりません。

なので、今が書類作成の真っ最中ではないかと思います。


税理士さんのような専門家に委託していらっしゃる方も
きっと、たくさんいらっしゃいますよね。

多少のコストはかかりますが、
まったく会計を知らない方にとっては、
その方が確実に申告の期日は守れますものね。

とは言いましても、
これにかかる費用はけっこう痛いですよね。

それに、他人まかせというのは、
提出すればそれで終わり、という
考えになりやいすものです。


しかし、決算書をつくるのには
もっと大事な意味があるのです。


ということで、
今回は決算書、言い換えれば、財務諸表についての
お話しをさせください。

と申しますのも、あなたにとって、この時期こそが
唯一の決算書というものを意識する時期だと思うからです。

ではまず、事業の決算書は
いったい何のために作成のでしょうか?


1.税務書に提出しなければならないから
2.取引の銀行に提出しなければならないから


決算書を作成するための理由は、
このように第三者に提出しなければならないことが
まずは頭の中に浮かんできます。


あなたはどうですか?


しかし、決算書を作成する本当の理由は、
あなた自身が自分のお店の経営状態を知ること。

そして、
その状態によって次年度の作戦を練るため、

と思うのです。


でも、それは決算書というものが
スラスラと読めることが条件なのですがね。


特に「貸借対照表」というもの。

あれは、何が何だか解らないという方が
非常に多いものです。

もう1つの「損益計算書」、
あれは、すごく現実的。

だって、売上がいくらあって、原価がいくらで、
経費がいきらかかって、その結果、
1年でこれだけ儲かったということなのですからね。


それに比べて「貸借対照表」となると、
「資産の部」と「負債の部」「資本の部」と分かれています。


もう、この言葉からして、

「こんな表、どうでもいいのじゃないの?」

と思ってしまいます。

ところが、
あなたの事業にお金を貸してくれている銀行は、
どちらかと言えば、この「貸借対照表」を重視しているのです。

なぜでしょう?


それは、
この表に書かれている数字を分析することにより、
事業の安定性を見ることができるからです。
~~~~~~~~~~~~

銀行は、人様から預かったお金を
あなたの事業のために貸しているわけですから、
あなたの事業がどれだけ安定性があるかは大きな関心事です。


しかし、それはなにも銀行だけの関心事ではありません。

経営者であるあなたにとっても、
ご自分の事業の安定性は重大な関心事だと思うのですよ。


それが「貸借対照表」を分析することにより
ある程度の評価ができるのであれば、

あなたも、きっと今までのように
無関心ではいられないと思います。

そんなわけで、
今回から数回に分けまして、
財務諸表についてのお話をしていきたいと考えています。

と言いましても、私は税理士資格者ではありません。

ですから、

朝日新書 『財務3表一体理解法』 國貞克則著


を参考にして、ここに書かれている内容の一部を
できるだけわかりやすい話にしてお伝えしていきます。

この本は、なかなか理解に苦しむ
「キャシュフロー計算書」について
わかりやすく解説してくれていますのでお奨めです。

http://tinyurl.com/3d6k2r


もっとも、あなたの事業規模では
キャッシュフロー計算書の作成は義務づけられてはいません。

今のところキャッシュフロー計算書の提出義務は
株式を公開しているなどの大企業に限られています。

ところが、
この財務諸表を理解しているということは、
あなたが銀行側から見られたときに
大変優位な立場になると思いますよ。

そのために、中小零細企業の中でも、
キャッシュフロー計算書を作成し、
取引金融機関には提出しているところが
多くなってきています。

やはり、がっちりした支援をあおぐには
しっかりとした情報公開が一番なのですね。

話しを財務諸表のことに戻します。

まず初回である今回は、

「貸借対照表」って何を表しているの、です。

初回ですから、簡単に言います。

この表は、

あなたの事業が、どのようにしてお金を集め、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
どのように使っているのか、
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということを表したものです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


どのようにお金を集めたのかは、
「負債の部」「資本の部」に書かれてあり、

どのように使っているのかは、
「資産の部」に書かれています。


通常、負債の部」「資本の部」は右側に、
「資産の部」は左側に配置されています。


負債がお金を集めることと同じ意味だというのは
理解しずらいとは思いますが、

あなたが事業を起こすには、
自分の所持金で足りなければ、
どこかでお金を借りてこなければなりません。

つまり、商売をするための元手を集めるには、
自己資金と借入金の2つの方法があるということです。


そこでこの「負債の部」と「資本の部」の2つを
「貸借対照表」の右側に配置しているのです。


さらに、営業を始めるとそこに利益がでてきますよね。

実は、「貸借対照表」ではこの利益も
お金を集める活動に分類します。

そこで、当期利益という数字も右側に配置されます。

このように、「貸借対照表」の右側には
あなたが、自分の事業を行う上で、
今までに、どのようにしてお金を集めてきたか、
ということが記録されているわけです。

さて、次は「資産の部」です。
これは表の左側に配置されています。

細かい分類は後にして、こちらは、
さきほどの右側で集めたお金を
どのように使ったのかという記録が書かれています。


お店という建築物に使った。
調理器具といった器具備品に使った。
自動車という車両運搬具につかった。

そして、売掛金というお客様に貸付けることに使った。

そして、現金が、また預金がこれだけある。

このようなお金の使われ方が記録されています。

ここで注意してもらいたいのは、

「貸借対照表」に記録されている金額は、
事業を始めてから今期までの積み重ねた金額なのです。

ですから、今期だけの数字をつかみたいのであれば、
前年の数字と差し引きする必要があります。


一方、もう1つの「損益計算書」は今期だけの数字が
記録されています。

このあたりが「貸借対照表」を
わかりにくいものにしているのかもしれません。

ところが、あなたはわかりにくいかもしれませが、

銀行というところは、
「貸借対照表」での右と左との内容をしっかりと分析して、

「ああ、この人はしっかりものだな!」とか
「ああ、この人は浪費家タイプだな!」とか
「ああ、この人は博打っ気があるな」なんてことを

見分けていると思ってくださいね。


ということは、あなたは知らないうちに
提出した財務諸表からあなたの人間性を
しっかり調査されているということです。


いかがですか?

「貸借対照表」って怖いですよね。


あなたは今まで銀行に求められるままに、
決算書を提出してきたと思います。


そして、きっとあなたは
「今年は、これだけ利益が出てさえいれば」と
考えていたのかもしれませんよね。


しかし、銀行はもっと奥深いことまで見ていますよ。


大げさに言えば、

あなたの人間性が現れてしまうのが「貸借対照表」です。


さあ、すでに手元に決算書ができあがっている方は
「損益計算書」だけでなく、
「貸借対照表」も分析してみてください。


では、次回は「貸借対照表」の数字を使って、
あなたの事業の安定性を診断する計算式について
お話しします。





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