春になると、山中の水辺あたりで
野生の沢ふきをみるこができます。
水辺近くに生えているふきを「沢ふき」、
また、水辺から遠くに生えているふきを「山ふき」
と称したりしていますが、元は同じ野ふきの仲間です。
野ふきは畑で栽培されている通常のふきに比べて
細く、長さも3分の1ほどしかありません。
なので、とても同じ野菜には思えないのですが、
当然、同じふきの仲間です。
伽羅蕗というのは、ふきの皮をむいて
生の醤油に粉唐辛子を少々入れて
佃煮のように辛く似たものです。
畑で栽培されている大きなふきは
皮も硬いので皮をむくのですが、
野ふきといわれているふきは
皮をそのままにして調理するのが一般的です。
同じような調理法をごぼうでもします。
伽羅牛蒡という料理名で和食ではよく使われています。
醤油の色がつき、濃い茶色であることから
「伽羅色」になるのでこの名が付けられました。
「キャラ」は梵語の「黒」を意味します。
キャラ色、すなわち黒っぽい色になった
醤油煮の珍しい呼び方であったのです。