最近、不名誉な販売を露呈し、
目にあっている赤福餅ですが、
お菓子自体には何の罪もありません。
悪いのは、製造者です。
ということで、
お菓子本来の名誉を少しでも挽回しようと、
今回は、「赤福餅」について調べてみました。
赤福餅とは、ご存知の通り、
小さなあんころ餅の一種です。
宝永4年(1707)刊行の
『美景蒔絵松』という小説にその名が記されています。
『宇治昔話』にも、
もてはやされていることからも、
少なくとも宝永年間(1707~1711)以前に
創られたものだと思われます。
「赤」とは「赤心」、
「福」は「幸福」。
つまり「赤福」とは、
「明るく清い心をもって、人々が幸福を求める」
といった意味で付けられた名前なのです。
伊勢神宮に参拝する精神を表したもので、
神宮の土産とされました。
初めの頃は塩餡であったと思われますが、
江戸後期には砂糖餡になっています。
上部に2つの指形が付けられているのが特長です。
土産に用いられるほどに
日持ちが良いことも特長ですが、
これは普通の餅以上に多量の砂糖を加えているからです。
砂糖も和三盆という上等なものを使用し、
多量でもくどくなく、
上品な味を工夫しているのです。