◆最後に
『やずや』グループの株式会社未来館の代表取締役、西野博通氏より教えていただ
いた「キャッチコピー作成ツール」は参考になりましたでしょうか?
「広告とは何のため」という点や「BEニーズを考えることはビジネスの存在意義を
見つけること」という点については、私が西野氏よりこのツールを教えてもらっている
最中に思いついたことでした。
飲食店が広告を打つという習慣は、スーパーマーケットなどの業界に比べると、ゼロに
等しいほどありません。
その原因は広告予算という問題もありますが、このレポートにも冒頭でお話したように、
「効果がない」「恥になる」「自作できない」という声が一番多いのです。
私は2年前、閑古鳥の鳴いているレストランのオーナーに「自作のチラシをポスティング
してみてください」と指導しました。
はじめは、マスターも「効果がない」「恥になる」「自作できない」「お金がない」
という理由で尻込みをしていたのです。
私はその場でA4版の用紙を差し出し、サインペンの手書きの手紙風のチラシを作っても
らいました。
内容は、マスターの自己紹介と一番得意な料理、周辺地図と屋号電話番号、そしてこの
チラシを持って来店したら何かをサービスするというクーポンだけです。
正直、一般の折り込みチラシと比べたら、汚い、すぐに捨てられるようなチラシだった
のです。
「このチラシを毎日、コンビニで10枚コピーして毎晩自分でポスティングしましょう。
経費は1日100円、このくらいなら大丈夫ですよね」
マスターはきっとやりたくなかったと思います。
だって、広告は恥だと思っている上に、この汚いチラシですから。
きっと、お店が終わってから深夜にコソコソとポスティングしたのだと思います。
でも、始めて12日目にマスターから電話があったのです。