それにつれて、今まで仲良しだった飲食店と納入業者の間にも隙間風が吹くような
雰囲気になってきました。
自分を守るのは「お互い様」ということです。
しかし、そのような風潮と期を同じくして、経営不振の飲食店の数が増えてきたように
感じます。
飲食店を取り巻く現在の環境が、このような因果関係にあるとは、一概に申し上げる
ことはできませんが、私個人の目から見ると、「もう少し業者さんを利用したらいい
のに」と思わざるをえないのです。
ある料理人さんが言いました。
「私は、修行時代に親方から『業者とは一線を画し、弱みをみせるな!』と言われて
育ちました。ですから、独立した今でも業者さんにこのような目でみようとは思って
いませんでした」
「一線を画す」とは、業者との癒着をするな、との教えです。
業者からの袖の下をもらいながら料理職人として勤めているひとも多かった時代に、
この親方はそれに対して注意を促していたのです。
飲食店と納入業者は共に栄える運命にあります。
しかし、だからと言って、納入業者さんもすべての飲食店に対して、本レポートで
お話したような活動をしてくれるわけではありません。