では、貯金をするにはどうすればよいのでしょう?
それは、もう強制的にでも始めるということしかありません。
適当な金融機関(私のお勧めは郵便貯金)でそれ用の通帳を作り、日掛けでも、
週掛けでも、月掛けでもよいから始めることです、できれば最低貯金金額を決める方が
よいでしょう。
しかし、「言うは易し行うは難し」。通帳を作るというところまでは誰でもできること
なのですが、その通帳には一向に数字が印字されないのです。
貯金ですから、とにかく色々な工面をしてお金を浮かさなければなりません。そこで
日頃から無駄に浪費をしているお金はないかを探してみるわけです。
この作業は自分でやるべきこととは思いますが、日常的に自分がやりくりしている帳簿
から無駄である費用を探すということは、並みの人ではできません。少なくとも自分と
しては無駄のないようにやりくりしていると信じているのですから、それを否定する
なんて無理なことです。
ですから、ここは他人にお願いするしかありません。顧問の税理士の先生とか、顧問が
いなければ経理にちょっと詳しい友人とか、女房が経営に加わっていなければそれでも
よいでしょう。第三者の目から見れる人であればかまいません。私のクライアントの
場合は、私がその役割をしました。
ここからは私のクライアントの例を話していきます。
クライアントで強制貯金に挑戦しようとしたのは3名の人でした。経営内容はまだまだ
余裕が出るほどには到達していません。つまり「貯金よりも稼ぎたい」派の人間です。
まずはある1人から始めました。帳簿をざっと見て貯金に回せるお金を探しました。
でも数字だけを見てもそんな余裕はなさそうでした。
「うーん! 困ったなあ」と思った瞬間、ツーンと私の鼻を突く臭いがしました。
タバコの煙です。タバコを吸わない私にはその臭いが強烈に鼻についたのです。
そして思わず言ってしまいました。