毎月、お得意様にニュースレターやセールスレターを送付すれば、
来店客が増えて売上が上がるということはわかりました。
また、新規のお客様にはサンキューレターも翌日には投函し、
それから次回の来店までの手紙もやればそれだけの効果が
あることもわかるのです。
しかし、問題は私の時間が限られてしまているということです。
うれしいことにお客様がたくさん来店していただけた日は、
本当に厨房もてんてこ舞いで、仕込んだ材料も
すっからかんになってしまいます。
ですから、翌日には通常の日よりも早めに出勤し、
仕込みをしなければなりません。
前日にお客様の数が多ければ、そのお客様にサンキューレターを
作るにも数が多くなってしまいます。
仕込みはしなければならならない、レターなどの
マーケッティング活動はしなくてはいけない。
これでは、身体がいくつあっても足りないというのが現実です。
だからといって、マーケッティング活動をサボればお客様の
足は鈍くなるのもわかっています。
スタッフを増員すれば済むことなのですが、そうなると利益は
出なくなってしまうと思うのです。
マーケッティングのツボが少しずつわかってきて、
何をどのようなタイミングで仕掛ければ、お客様の
来店が促進されるということがわかってくる時期に、
誰もが同じような壁にぶつかります。
それが、商品をつくる作業と商品を売る作業の両立の問題です。
飲食店の商品は、問屋から卸してもらった製品を再販売すると
いうものではありません。
ドリンクは別として料理はすべて自家製なのです。
つまり、製造販売をしているわけです。
そこで、売れれば売れるほど製造に手間を取られて、
販売がおろそかになる危険があるわけです。
ですから、気持はよくわかります。
悩みを解決する方法は「計画」という文字をよく理解する
しかありません。
考えてみれば、飲食店における製造作業はお客様次第です。
お客様が来店して料理を注文していただけなければ、
製造工程はストップです。
しかし、逆に注文が殺到すれば、フル回転することになります。
ここではあなたの意思を入れることはできません。
つまりあなたがコントロールすることはできないということです。
では売る作業はどうでしょうか?
翌日のサンキューレターはお客様の数しだいですが、
そのほかの売るための作業は、お客様に催促されて
追いかけられるものではないはずです。
それはつまり、あなたに主導権があるということです。
であれば、売るための作業の計画を長期、中期、短期の
3つに分けて立てておけば良いのです。
売るための作業をよく考えて見ると、大方の時間をアイデアを
生むためにつかっているのです。
どんな文章にしたらよいのか、どんなキャッチコピーに
したらよいのか、ということを書いては破り、書いては
破りしているのではありませんか。
人間は、「さあやるぞ」と思ってペンを持っても、すぐには
アイデアなど生まれません。
アイデアとは、そういうときではなく、普段仕込みの仕事をしているとき
に「フッ」と生まれるものです。
しかし、それも頭の中のスイッチが入っていることが条件です。
アイデアが欲しいとおもっているから、フッとしたときに生まれるのです。
頭の中のスイッチ。
これが「計画を作る」ということです。
あなたは、その計画表によって、生まれてほしいアイデアが
わかっています。
ですから、あなたの脳は四六時中、その問いの答えを
探す活動をしています。
夜眠っているときでさえ、その活動を止めることはありません。
そして、そのうちあなたの頭の中にその答えが浮かびます。
それは、あなたが車を運転しているときかもしれません。
お客様と話をしているときかもしれません。
それがどんなときであれ、あなたのアイデアをメモしておくのです。
これであなたの売るための作業にかかる時間は3分の1に
縮小できるはずです。
あなたが「時間がない」というのは、「計画を立てていない」と
いうことです。
手の作業と脳の作業をところてん方式で一つ一つを順にやろうと
していただけです。
脳はいつでも働かせてやってください。
あなたの脳はまだまだラクをしていますよ。