プロフィール
葉の色は緑なのに、なぜ「白い菜」って呼ぶのだろう?
それは、成長すると白い葉茎が伸びるため。
つまり、白という字は葉の真ん中の色を
示したものであるのだ。
もともとは、中国でカブとツケナが合体してできたものだと
考えられている。
日本での歴史は意外に浅く、明治8年の東京博覧会で
当時の清国から「三東ハクサイ」が紹介されたのが最初なんだ。
普及したのは、その後の日清、日露戦争で中国へ
出兵した人たちが持ち帰った種子がきっかけで、
全国に栽培されるようになった。
ということは、この戦争がなかったら、普及はもっと
遅れていたのかもね。
本場中国では、山東(さんとう)、北方、南方の3型に大別される。
それが、気候と風土の関係から、日本では
山東型のみが定着したわけ。
株の形態から結球型性、半結球型性、不結球型性に
分けられるけど、主体は、いつもお目にかかっている
結球型性なんだね。
ハクサイを出荷する時の箱によく「黄心系」と書かれているのを
見かけるけど、あれは、1980年代に入ってから球内の葉が
黄色を帯びるものが好まれるようになり、現在の主体となったことであり、
品種の表示ってことだよ。
食べ方と効能
ハクサイは1年中手にはいるけど、旬はだれでもが
ご存知のように、冬。
特に、霜にあたると繊維がやわらかくなり、
風味も増しておいしくなるので、
冬でも風が刺さるような時期になったほうがおいしいね。
選び方は、外葉が大きくしっかりと巻いているもの、
葉の芯の白い部分にみずみずしさとつやがあり、
緑の部分に黄ばみがないものが良質って
いわれているけど、そんなものはどこに行っても
お目にはかかれないね。
だから、普段は手に持ってズッシリと重いこと、
そして、芯の切り口を見て割れていないものを
選べばいいよ。
また、カットしてあるものを選ぶときは、
中心の芯の高さが3分の1以下のものを選んで欲しい。
芯が高いハクサイは育ちすぎということで、
味が落ちているのでご用心。
保存がきく野菜なのだけど、乾燥には注意したいので、
新聞紙に包んで寒い場所に、横にしないで立てて
保存すると、2~3週間は大丈夫。
鍋物、炒め物、煮物、お浸し、漬物と料理素材の
万能選手だよね。
調理について、特に気をつけなくてはならないこともないけど、
炒める場合には水分がでやすいので、強火で一気に炒めること。
それと、ゆでる時には、水を少なめに、蒸すような感じて
加熱すると、甘みが逃げないよ。
また、変わったところでは生でそのままサラダにする。
このときは、グレープフルーツやミカンなどの柑橘類と
合わせるとグット。
栄養成分はキャベツと似ているから省略するけど、
ビタミンCは大根と並んで多いので、知っておいてね。