プロフィール
原産地はトルコ東部からイラン北部一帯。
昔のペルシャ(いまのイラン)ではかなり古くから
栽培されており、これが回教徒の聖地巡礼によって
東西に広がったと言われているんだ、おもしろいだろう!
7世紀には栽培が始まっていて、シルクロードを通じて
華北へと伝わるうちに品種が分化し、ギザギザがある
剣葉の東洋種が生まれたんだ。
ヨーロッパにはアフリカを経由して伝わったため、
スペインには11世紀、イギリス、フランスには16世紀からと、
歴史はわりあいに浅いんだ。
特に、オランダで改良が進み、西洋種が成立したのね。
葉は、楕円型の盾葉型と、剣葉型があるんだ。
日本に最初に入ってきたのは、もちろん東洋種。
中国から16世紀の中ごろ長崎に伝えられたんだ。
西洋種が入ってきたのは、1860年代の江戸時代末期で、
フランスから導入されたとされている。
明治時代までは高級野菜として扱われていて、
一般に普及したのは大正時代中期からだよ。
そして、本格的に栽培が始まったのは、なんと昭和以降で、
昭和40年代から栽培量が急増して、今のおなじみさんになったわけなんだ。
また、最近では西洋種、もしくは東西の利点を
生かした病気に強い交配種が主流で、昔の純東洋種は
ほとんど出回らなくなってしまったんだ。
おじいさんやおばあさんが、「昔のホウレンソウは・・・」
ってよく言っているのを聞くけど、日本での栽培において、
病気につよい品種に改良されてしまったんだね。
食べ方と効能
旬は冬から春先にかけてなんだ。
選び方は、ピンとはりがあるもの、緑色が鮮やかで
黄ばみやしおれがないものを選ぶ。(しごく、当たり前の選び方)
特記すべきは、茎が太いものは育ちすぎということで、
葉が硬くアクも強いことだね。
乾燥は禁物だから、新聞紙に包んでビニール袋に入れ、
上から水を注いで湿らせた後に、水をこほせし、
根を下にして立てて冷蔵庫へ。
アクにはシュウ酸というものが含まれているため、
ゆでてアクを抜いてから料理するのか一般的だよね。
でも、ゆですぎるとせっかくの栄養素が流れ出てしまうので、
短時間に一気にゆで上げることが大切だよ。
そして、ゆであがったら急速に冷やす。
緑の野菜をゆでる時には、このように急激に
冷やすことによって、緑色の成分であるクロロフィルの
色が変化する温度帯を通過できるので覚えておいてね。
最近出回っているサラダホウレンソウは、アクもなく、
生で食べられるようにできている。
サラダにする場合には、熱いドレッシングが良く似合うから、
一度試してみてね。
栄養成分は、カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、
たんぱく質、鉄分、葉酸、カルシウム、ユードなど、
いろいろな栄養素をバランスよく含んでいるよ。
特に、カロチンは油と一緒にとると吸収がよいので、
バターいためは理にかなっているよね。
そして、鉄分がおおいということで、女性には積極的に
食べてもらいたい野菜ということだね。