プロフィール
古代エジプトでは、なんと葬式に用いられ、一方ギリシャや
ローマでは薬や香料として使われたという記録がある。
16世紀ごろからイタリアなどで薬用植物として栽培が始まり、
17世紀になってフランスで食用とされるようになったんだ。
日本に渡来したのは16世紀末。
太閤秀吉による朝鮮出兵の際に加藤清正が持ち帰った
中国種のもので、「加藤人参」と呼ばれていたらしい。
今のような西洋種が入ったのは、その後の江戸時代。
オランダ船によって長崎に入ったため、当時は
「オランダ三つ葉」と呼ばれていたみたい。
その後の明治時代の初めに開拓使によってユーロッパの
改良種が導入されたというわけ。
結構、あれこれと移り変わっている野菜なんだね。
民間に普及したのは、第二次大戦後だというのは、
レタスなどと一緒だね。
夏の野菜のようなんだけど、セロリは涼しい気候を好み、
夏から秋は長野などの高冷地、冬から春は静岡などでの
ハウス栽培でつくられている。
そうそう、ミニセロリという名称で形が小ぶりのセロリがあるけど、
あれは日本で改良された品種なんだ。
食べ方と効能
独特の香りと歯ざわりを生かしたい野菜だね。
生のままサラダにするのが一般的だと思うのだけど、
炒め物や煮物にしてもおいしく食べることができるんだ。
セロリの個性的な風味は、コクのある素材との相性がいい。
肉や魚、ベーコンと中華風に炒めたり、ホワイトソースや
エバミルクと合わせてクリーム煮にしてみてもいい。
また、サッとゆでて和え物や、酢漬け(ピクルス)にしてもいい。
洋風の煮込み料理をつくるときに、パセリやロリエなどを束ねて、
臭い消しに使うよね。
セロリをこのように使用するときには、葉の部分で十分。
実は、葉の部分は茎の部分より栄養価が高いので、
捨てないで、何かに利用することを考てみたい。
糠みその中に入れて浅漬けの漬物にしたり、炒め物に
したりすると結構いけるからね。
でもちょっとスジっぽいかもしれないな。
茎の部分には、ビタミンA、カルシウムのほか、鉄、
カロチン、ビタミンCも含まれている。
もちろん、葉の部分の方が多いけどね。
効用は、整腸作用、利尿作用、強壮作用があると言われている。